BARデビューのすゝめ

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お酒を飲む時はいつも居酒屋だという人も多いでしょうが、たまには趣向を変えてバーに行ってはいかがでしょうか。行きつけがあると、お酒の楽しみの幅も広がります。

バーに行くのが初めてと言う人は、不安も多いでしょう。例えば「一杯いくらくらいなのか」「何を頼めばいいのか」「どんな風にふるまえばいいのか」など。大人な雰囲気のおしゃれなバーとなると、メニューや値段表が置いていない店もあり、ますます不安にさせられます。

値段については、カクテル一杯が1000~2000円が標準的な値段ですが、材料によっては高いものもあるかもしれませんし、立地や場所によっても違ってくるので不安な時はバーテンダーに尋ねてみましょう。
また、飲みたいものが思い浮かばなかったり、初心者ゆえにメニュー表を見てもなにがどういった味か分からないような場合には、どんな味のカクテルが飲みたいのかを伝えみることです。

例えば「軽くてさっぱりしたもの」とか「甘くて飲みやすいもの」とか「ガツンとくる強いカクテル」と伝えれば、バーテンダーはそれに合わせてカクテルをチョイスしてくれます。好みの果実や味を伝えて目の前でシェイクしてもらうのは嬉しい様なドキドキな気持ちになれます。

熟練のバーテンダーになると、客がバーに来る前に食べたものや、飲んだ量から最良のカクテルを選んでくれることもあります。

バーで飲む際のマナー

必ず気をつけたいのは「そのバーの雰囲気に合わせて飲むこと」という点です。

若者が集まるようなダーツバーなどでは、知らない客同士も入り乱れてワイワイと楽しんだりしますし、雰囲気に合わせてガヤガヤと飲んで構いません。ショットガンスタイルでグイッと飲んで豪快に酔っ払うのもいいでしょう。
逆に、大人が集まるしっとりとした雰囲気のバーでは、静かにゆっくりと飲みましょう。これが最低限のマナーです。また、飲むスピードを考えることも重要なマナーです。

カクテルには「ショートカクテル」「ロングカクテル」があります。これは「ショートタイムカクテル」と「ロングタイムカクテル」の略称であり、“ショート”と“ロング”は、飲むのにかけるべき時間の長さを指しています。

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ショートカクテルはグラスに氷が入っていないため、時間をかけすぎるとぬるくなります。5~10分で飲んでしまいましょう。

ロングカクテルは氷が入っているため長時間をかけて飲むことが出来ますが、時間をかけすぎると氷が解けることに依って味が損なわれます。15~20分くらいで飲むのがベストです。

「ゆっくり飲みたい気分」ならばロングカクテルを、「手短に飲んで楽しみたい気分」ならばショートカクテルを、という飲み分で良いと思いますが、やはり自分の好きなお酒や興味のあるお酒を飲むのが一番です。

筆者の考えるバーの醍醐味

バーはただお酒を飲んで酔っ払う場所ではありません。バーの醍醐味は、バーテンダーや他のお客さんと仲良くなる点だと思います。
例えばバーテンダーさんと仲良くなることで、裏メニューやその日のおすすめを味わうことが出来るかもしれません。例えば「実はね、お客さん。今日はいいカボスが入ってるんだよ。それでジントニックでもつくりましょうか」などという、有り難い配慮をしてもらえるかもしれません。または客に合わせて「そのお酒が好きなら、きっとこのお酒も好きなはずですよ」と別のカクテルを提供してくれたりもします。

腕のいいバーテンダーは客と話して仲良くなる内に、その客の性格や味覚、あるいはその時の気分に合わせて好みのカクテルを機敏に察知し、その客が好むところのカクテルを提供することができます。

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バーテンダーと少しずつコミュニケーションをとっていくと、あるとき何も言わずにバーテンダーがカクテルを出してくれたとします。

飲んでみるとまさしく自分の好みの味。何も言わずに好みの味を提供できるプロの技や、酒を通じて人から理解される喜びも味わうことができ、何とも言えない満たされた気持ちになります。

このようなバーを行きつけとして持っていることは人生において非常に有益なことでしょう。